崖の上のポニョ

見た。
プランクトンとか甲冑魚とか子供の頃に描いてた。それがアニメで動いてるだけでポイント高し。
ストーリーはまあ、いろいろ神話や童話を切り貼りした感じ?その間を自由に想像で補完すれば楽しいかも。
監督は多分、映像のアイディアの持ち弾がいろいろあって、適切な作品でそれを使うんだろうけど、生涯であと何作、と数えるようになればストーリーより映像重視で持ち弾使いたいてのがあったりして?

以下ネタバレ
海辺で暮らす子供が、水道水に魚を入れるてのがあり得ないのでまず気になった。
それで海の魚が死ぬことを知らない訳が無い。論理的な帰結は以下の3つのいずれか:

  • 水道から海水が出る。人間は海水飲んで生きる
  • 海が淡水、なので人間の目にしみない。
  • この世界の魚は水道水でも生きる、あるいは人面魚が一般的にいて、その種類は水道水でも生きる

いずれの場合も、この世界では大量の「命の水」に起因する「セカンド・ジェネシス」が過去に起きて地球環境と生態系が激変した後に再び平衡状態に達した、はるか未来の話であることになる。なお「ファースト・ジェネシス」はカンブリア紀の爆発的進化。
3番目だとして考える。セカンド・ジェネシスは不完全で失敗であった。本来であれば人間ら全員がフジサキのような存在に進化し、魚はみんなポニョのように進化し、陸の種と海の種の統合がなされるはずだった。過去に陸に上がって進化した生物はファースト・ジェネシスの時点では予測できず、イレギュラーな存在で、陸地は何らかの別の用途に使われるはずだった。
フジサキは更なる「サード・ジェネシス」を目論んでいるが、それをレイ、じゃなくてポニョが阻止した。