チャールズ・ストロス『シンギュラリティ・スカイ』

弾さんのところはアッチェレランドで盛り上がってますが、ストロスの別の長編がハヤカワ文庫から出ました。

シンギュラリティ・スカイ (ハヤカワ文庫SF)

シンギュラリティ・スカイ (ハヤカワ文庫SF)

英語で読んだ時の自分の感想は id:ita:20040705:p3 と id:ita:20040726:p1 に。

追記

mixiにのせたレビューを転載
2年前に原書で読んだ。アマゾンでストロスの短編集を注文したつもりだったが、この長編が送られて来た。しかもアメリカのペーパーバックの発売日一週間前に。エシャトンの仕業か!? 出版されたのは最近だけど実際書かれたのは10年以上前。でも古びてはいない。コンピュータ、軍事関係のジャーゴンや小ネタを山盛りに入れて、マンガっぽい面白キャラを沢山投入したスペオペ。謎の超知性体に関してはあまり解明されないまま終わるけど、同じ設定で書かれた続編もあるので今後徐々に解明されていくのかもしれない。なので本書では世界全体の謎解きは期待せず、局所的な星系でのスペオペを楽しんだほうがお得。本書の舞台は旧共産圏の人々が住んでる星だけど、今後他のいろいろな星も出てくるかも知れない。そうすれば色んな国やイデオロギーカリカチュアライズすることができて楽しい。日本のオタクが移住した星とか出てこないかな。