グレッグ・イーガン "Distress" (邦訳『万物理論』遠日刊行?) ISBN:0061057274 【アマゾン】

紛失した Diaspora の二冊目がくるまでの間、ちょっと読もうと思ったらハマった。冒頭、ERみたいな雰囲気だけど何か変。だって患者◯◯◯◯よ。と思ったら、ヒエー、そんなことするか!
舞台は2050年代。主人公はバイオテクが専門のジャーナリスト。序盤は彼が取材した様々なエキセントリックな人達を描く。自閉症志願者、体内に生態系をもつ富豪、etc.
次の取材テーマとして彼は謎の奇病 "Distress" はやめて、完成間近の大統一理論を研究するアフリカ人女性物理学者を取り上げる。しかしこの『万物理論』と Distress は何か関係があるらしいことが分かってくる。なんかすごいアクロバットありそうで期待大。
ところで『万物理論』を作った学者がノーベル賞とってることになってるけど、現在のところ、実験で検証できない仕事は受賞の対象にはならない。ルール変わったという設定か。