アンバー9で爆笑セリフ続出。でもネタばれになるから書けない。くぅー。しかし設定が反則のような気もする。夢の対決とかがあってファンとしては嬉しいんだけども。
読んだもの

火星年代記レイ・ブラッドベリ ISBN:4150401144 【アマゾン】

いまさら読む。初読。傑作。昨今の過敏な言葉狩りの対象になりそうな言葉がたくさんあって今の版で改悪されてないか心配。でもそういう言葉狩りするような連中は本の中で無残な運命を遂げているので、あえて狩るやつはよっぽど根性があるか馬鹿かだな。あの章をふくらませて 451°Fを書いたんかな?ってまだ読んでないけど。

『時間衝突』 ISBN:4488697011 【アマゾン】 &『禅<ゼン・ガン>銃』 ISBN:4150105790 【アマゾン】バリトン・J・ベイリー

いやーSFの中のSFってかんじ。バカッパワー炸裂!時間について久しぶりに考える。時間とはなにか。それは物理法則を記述するための方便なのではないか。たとえば「一分」の定義は何か。結局物理現象を使って振り子が何回ふれた、とか水晶の結晶の振動モードが何回振動したとか、泥臭い定義しかできない。まず時間の流れがあってそれに物質や事象が流されているというイメージを持ってしまいがちだけど、それは逆で物の動きで時間は定義される。そしていろんな物の動きを共通の理論的枠組の中で扱おうとすれば、共通の通貨単位のようなものが必要になってくる。それが時間。
あと読むべきリストは「時は準宝石の螺旋のように」「コンピューターコネクション」「アイオブキャット」「燃えつきた橋」「ゴーメンガースト」「順列都市」などなど。