『バリー・トロッターと愚者のパロディ』河出書房新社から刊行予定、ってマジですか?今読んでるBarry Trotter and the Unauthorized Parodyの翻訳だけど、AMAZON.CO.JP でも河出書房のHPでも情報がない。でもネタにしては情報が正確すぎる。メタめたフィクションというのはうまい表現だ。
原書の作者は、どの出版社も裁判沙汰が恐くて出版してくれなかったから自分で会社を作って出版したり、こういう講演をやって先制攻撃をしかけたりしてるというイワク付きの本。翻訳の方もおおっぴらに売り出したくないのかな?
しかし Death Eater → Dust Eater とか四巻からのネタもいくつかあったけど、邦訳を待たずに出しちゃって大丈夫かな。
話の粗筋は、映画化が決まってメジャーになったためにマグルの集団がホグウォッシュに大挙して押しかけ、このままではホグウォッシュが危ない、ということで映画を阻止すべくバリー、ロン、アーミンがハリウッドと作者ローリンズに交渉にいく話。メタなネタが多くてちょっとイマイチ。作者もそれは重々承知の上であることは巻末の特別付録を見れば分かるけど。