ちょっと前にNHKラジオ英会話でイギリスの人魚の民話をやっていた。人魚は美しくて不死。浜で人魚を助けた漁師に人魚が一緒に海の中の世界で暮らしてくれと頼む。ついていけば不死になれるけど家族と離れなければならない。初めは断るけど何年か後に結局ついていって海の世界に消えていったとい話。うーん聞いたことあるモチーフだ!ヴァリノール、ベレンとルシエン、アラゴルンとアルウェン、フロドの旅立ち。なんかこう、心をかきむしるような郷愁というか、そういうのが共通してる。immortality ってのは神話のモチーフとしては普遍的なんだね。神話でimmortality といえばゼラズニイ。「光の王」のサムとか、影のジャックとか、自ら immortalityを投げうつ男はカッコイイ。初期の作品は冷凍睡眠で疑似的に不死になる話があるけど(十二月の鍵とか)、そこから神話へ移ったんだなきっと。