恥ずかしながらプリオンというのを昨日初めて知る。狂牛病バクテリアでもウィルスでもなく、プリオンというただのタンパク質が原因。タンパク質はいろんなアミノ酸が数珠繋ぎになったヒモみたいなもの。色んな色のビーズを繋げたようなもので、たとえば同じ色のビーズは引き合うとか反発するとかあって、ぐにゃぐにゃと折り畳んで一番ぴったりする形で落ち着く。この形がデンプンを分解するとかDNAを複製するとかいろんな機能を決める。でも二番目にぴったりする形とかに間違ってなったりもする。これが全く違う形だと機能しなくなる。普通は自然に直るけどプリオンは間違った形があると近くのやつも間違った形の方が一番ぴったりになってしまう。こうしてどんどん増殖していくと本来の機能を果たさなくなって病気になるというわけ。ウィルスとかよりも結晶の成長とかに近い。