"Something Wicked This Way Comes"『何かが道をやって来る』レイ・ブラッドベリ ISBN:0380729407 【アマゾン】 ISBN:4488612016 【アマゾン】

ダーク氏の登場シーンの文章にシビレまくり。ところが邦訳を読むとほとんど省略されている。元にした版が違うとしか考えられないくらい。もし訳しにくいから省略したとしたら、これは犯罪だ。原文、拙訳、訳本の順。

"The name is Dark."
He flourlished a white calling card. It turned blue.
Whisper. Red.
Whisk. A green man dangled from a tree stamped on the card.
Flit. Shh.
"Dark. And my friend with the red hair there is Mr. Cooger.Of Cooger and Dark's ..."
Flip-flick-shhh.
Names appeared, disappeared on the white square:
"... Combined Shadow Shows..."
Tick-wash.
A mushroom-witch stirred moldering herb pots.
"... and cross-continental Pandemonium Theater Company..."
He handed the card to Jim. It now read:


Our speciality: to examine, oil, polish, and repair Death-Watch Beetles.
「名前はダークだ。」彼はひらりと白い名刺を取り出した。
それは青色に変わった。囁やき。今度は赤。
さっと手をかざす。名刺には木にぶら下がった緑の男のスタンプ。名刺が宙に舞う。サッとつかむと、
「ダーク。そしてそこの赤毛の相棒はクーガー。すなわちクーガー&ダークの…」
ひっくり返して弾きとばし、サッと手にとる。
名刺に名前が現れ、消えた。「…あらゆる影のショー…」
Tick-wash ???
魔女が毒草を煮詰める瓶をかきまわす絵。
「…そして全州万魔殿劇場会社…」
彼は名刺をジムに渡した。今度はこう書いてあった:
以下訳本と同じなので略
「おれの名前はダークだ。」
彼は白い名刺をひらひらさせた。裏側が青かった。
「それから、そこにいる赤毛の友人はクガーだ。つまりクガー・アンド・ダーク魔術団」
白い紙面に字が見え隠れした。
「ーならびに全州興行大伏魔殿劇団ー」
彼は名刺をジムに渡した。見ると、こんな文句が書かれていた。
当劇団の特技は、チャタテムシ(デスウォッチ・ビートル 死を見守る黄金虫)を調べ、磨き、修理すること。
このあと有名なメリーゴーランドのシーンへ突入。興奮して英語のよく分からない部分とかいちいち調べるのがもどかしくなってきた。

2000/10/24 追記
OMY の Tighten nap は正確には "Hi, everybody. We are OMY. From Tsunashima, Japan. We may sightseeing.We fake, can you understand?" と言ってた。何故に綱島東横線の?なにげにファーストアルバム見て疑問解決。自分が持ってたのはポニーキャニオンのでなくてインディーズ時代のトルバドールレコードのだった。(どこで買ったんだっけ?)で連絡先が神奈川県横浜市綱島○○細江方となってる。なんだ自宅の住所か。
例のしゃべりは本家は多分ボコーダーかけて喋ってるけど、こっちは妙な裏声でしゃべっててヘナヘナ感が炸裂。