ちょっと立ち読み。表紙が末弥純でファンタジーオタの心をくすぐります。かなりの大著ですが、これでも7冊シリーズの第一巻。この巻は主に巨人系。トールキンの「妖精物語＝ごった煮スープ」という説を引きつつ、いろんな具を研究してます。オークだけでも一章あり、ネタが持つのかと読んでみましたが第一紀にメルコールがオークを作った過程や５つの戦いの歴史など、ＵＴなどからも引用しつつ詳細に書いてあります。しかしちょっと独自路線に突っ走りすぎて、「ガンダルヴ」「Ork」などの表記を用いてて指輪オタの論争を引き起こしそう。それぞれ一理あるんだけども。いや、しかし深読みすると、メルコールは自ら創造することは出来ず、創造主イルヴァタールの創造物を歪めることでしか力を見せつけられなかったわけで、その結果できたのがオークなわけだから、これは高度なネタかもしれない。
