ダン・シモンズの Ilium の予習のため『テンペスト』 ISBN:1903436087 読み中。
Cryptic な英語に苦戦中。上の本は難しい文には平易な英語で解説があって助かる。小田島訳も図書館で借りて一緒に読み中。あと、最近の上演リストとかでピカード役のパトリック・スチュアートの写真が載ってた。
追記:小田島雄志訳、歌の部分が七五調で韻を踏めるところは踏んでて Cool です。とかいって小田島先生は大学教養一年ときの英語の先生で、自分はあまり受業出ない生徒だったんでエラそうなこと言えないんですが。
小田島訳 | 原文 |
金砂銀砂の浜にきて、 手に手をとっておじぎして、 たがいに口づけ交わしたら、 波も静まりかえったら、 踊れ、妖精、かろやかに、 歌え、妖精、華やかに。 お聞きよお聞き、 (あちこちで)ワンワンワン。 番犬の声、 (あちこちで)ワンワンワン。 お聞きよお聞き、歌ってる、 あれはきどって歩いてる 雌鶏の声、 (あちこちで)コケコッコー |
Come unto these yellow sands, And then take hands: Curtsied when you have, and kissed The wild waves whist: Foot it featly here and there, And, sweet sprites, the burden bear. Hark, hark! Bow-wow; The watch dogs bark: bow-wow. Hark, hark! I hear The strain of strutting Chanticleer Cry Cockadiddle-dow. |
父は五尋海の底、 その骨はいま白珊瑚、 かつての二つの目は真珠、 その身はどこも朽ちはてず、 海はすべてを変えるもの、 いまでは貴重な宝物。 海の妖精弔いの 鐘うち鳴らせ、 (あちこちで)ディン・ドン・ドン、 お聞きよお聞き、 (あちこちで)ディン・ドン・ドン。 |
Full fathom five thy father lies; Of his bones are coral made; Those are pearls that were his eyes: Nothing of him that doth fade But doth suffer a sea-change Into something rich and strange. Sea-nymphs hourly ring his knell Burthen Ding-dong Hark! now I hear them,--Ding-dong, bell. |