●『エンディミオンの覚醒』、ダン・シモンズ ISBN:4152082496 【アマゾン】

修羅威苦・参上!

なんちゅうか、EVA初号機 VS ターミネーターT1001のザ・ワールド合戦、ちゅうか、凄まじい。
EVAといえば、エンディミオンキリスト教をネタに使ってあってよいです。三隻のキ光艦からなる<マギ>機動艦隊とか。
あとプチ笑いネタを171ページに発見。

rec.arts.books.roger-zelazny で発見、ゼラズニイの文体模写でメリークリスマス。でも未読の "Creatures of Light and Darkness" からのパロディらしいんで、似てるのかどうか分からない。

Sssscsh
SFアンソロジー『1940年代』の「星ねずみ」の新訳をちょっと読む。たしか博士がドイツ語なまりなんだったかな?星新一の訳では特になまりはなかった。中村融訳では「さしすせそ」を「しゃししゅしぇしょ」にしてあった。うーん多分 SCH ってなってるんだろうな。日本人にドイツなまりっていってもピンとこないから、難しいな。ゼラズニ&ベスターの"Psychoshop"でもドイツなまりの19世紀の有名人が出てきたな。あれも flesch とか言ってた。
あと訳しにくいのは "Sssss" とかいう文。指輪物語スメアゴルの、"My preciousss" とか、"Psychoshop"の、UHFでも喋れる蛇女さんの、


"What is your name?"
"Ssss"
"Nice to meet you, Ms. Ssss."

という会話とか、Planescape:Torment の Ignus の、"Yessss, my massster" とか。全部、「す」と言ってから歯の間から息を出す感じ。子音だけ、という字がない日本語では訳が難しい。不気味な雰囲気を出すのに英語ではよく使われるっぽいのでなんとかならんかな。あと翻訳小説を読んでて、「しゅうしゅうと音をたてた」とかあると、「ははーん原文は hissed だな」と分かるようになった。これも座りのいい訳はないもんか。