キノクニへ
撮影機材: https://ita.hatenadiary.jp/entry/2025/04/17/000000
採集機材:https://ita.hatenadiary.jp/entry/20180816/p2
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2024年に出たピドニア図鑑ではいくつかの種が亜種へ降格、あるいは地域変異として処理されましたが、新たに記載された亜種もありました。また新種も一種だけ記載されました。これまで噂されていたものではなく、完全に初耳なもの。
ナガバに似ていますが、斑紋は明らかに違う。
2012年に和歌山で同日に採集されたオスメスのペアに基づいて記載されています。花で得られたのでなく、ビーティングで得られたらしい。雌雄ともナガバと違うものがペアで得られたことで、特殊な変異個体ではなさそう。また、何十年か前の石川県の標本でも同じ斑紋のペアがあり、奇しくもこのどちらのペアも6/4、虫の日に記録されています。
「ナガバのちょっと違うやつ」が別種として記載された例としてはヒスイ、ホクリクがありますが、これらは地域変異であり、生息地へ行けばナガバと同じくらい簡単に見つかります。それらはシノニムとして処理されました。
ではキノクニはどうなのか。その謎を探るため我々はキノクニへ向かった。
ちょうど日陰のガマズミやカマツカが咲いてる時期でピドニアには申し分なしでした。また低いガクウツギ?らしき花も林道沿いでたくさん。これらを掬うと普通のナガバは沢山見つかりました。しかしキノクニらしきものはカスリもせず。
やはりツカモトイみたいに訪花しない習性なのか?あれも最初の発見から生態が判明し次が採れるまで相当な時間がかかっている。しかし華奢なツカモトイとは違い、ナガバ系はよく飛ぶ。花に来ない理由はない。うーむ。あるいはホストが相当特殊だとか?時期が実はかなりズレてるとか?あるいは既知種とナガバとのF2雑種とか?わからん。
現地では虫屋さんの一団に遭遇。いきなり「カミキリですか?」と聞かれて面くらってたら同じ狙いと判明。上記のような推測というか妄想をひとしきり語り合いました。
それ以外のピドニアですが、近畿らしい名物は色々見られました。あと他にも色々狙ってたのはあるんですがヌルだったので略。




