アオカミキリの産卵行動

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

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  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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ひさびさに一眼持って昼休みに散歩してみた。近所のアオカミキリは一昨年たくさんいたが、カエデの加害が目立ち、ボーベリアバンドなど有効な対策が施されたため去年は目撃できず、根絶されたかと思ったが幸い残念ながら生き残っていたようだ。

アオカミキリ

フラッシュで赤くなってしまうのでひたすら日当に出るのを待つ。さかんに枝を歩き回る。


アオカミキリ 産卵

そのうち、なんと産卵をはじめた!この場所ではアオのシーズン後に細い枝先で葉が茶色くなる部分が見られ、割いてみたところカミキリの幼虫が出た。そのため枝先に産卵して幼虫は徐々に幹へと向かいそこで成虫になるのだろうと予想していたが、これで予想が裏付けられた。枝の又に粘液で水掻きのようなものを作って卵を保持しているようだ。齧るなどの産卵加工は見られなかった。卵が蟻などに食べられないような何らかの仕組みもあるのだろう。ネバネバはそのためかもしれない。


アオカミキリ 卵

というわけで、仮に公園などでアオを駆除したい場合は8月あたりに葉が茶色くなった枝先を落とせば相当に効率的ということになる。ボーベリアや農薬よりもほかの昆虫への影響が最小限に抑えられる。まあアオくらいすこしくらいは放置しておいてほしいけど。

バイオリサ・カミキリ〈スリム〉「本剤は、一部のカミキリムシのみに殺虫効果を示し、また、30℃以上の温度では増殖できません。」「カイコの1〜2齢幼虫に対して影響を及ぼす恐れがあります。」ほかの昆虫全部に試したんか?あぁ〜?
http://www.greenjapan.co.jp/baiolisa_kami.htm