富士山五合目

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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カラマツカミキリや各種ピドニアの記録のある奥庭・御庭〜富士山五合目を妻と散策。観光7割。

注意

奥庭、御庭、五合目を含む富士山上半分、精進登山道、原始林、大室山は特別保護地区で虫など捕獲すると罰金50万or 懲役6月。境界が複雑なので資料をよく調査すること。

奥庭

2300m。下界の暑さと無縁の世界。というか寒い。
Street viewで全行程を見られます

地味な花

下界では虫屋も虫も無視するような地味な花。でもこれしか咲いてないのでカミキリに人気。

マルガタハナカミキリ

マル、カラカネ、ツヤケシがほとんど。

不明カミキリ

ムネアカクロハナか、クロハナか迷う奴。今年に入って、そういうのを標高1300m、1700m、2000mと撮影してて今回は2300mですわ。いいかげんはっきりクロハナと分かる黒同士の交尾とか見たいんですがね。
氷河期遺存種のクロハナが低い所にいない、というのは確実なんでしょうけど、だからと言ってムネアカクロハナが高いところにいない、という事にはならない。御嶽では1700mまでいるようだし。ニッチの取り合いの有無、同所的か側所的分布かというあたりも分かってないんじゃなかろうか。さらに富士山は氷河期の時間スケールでみると新しい山なので、高山の動植物があまりいないという点も事をややこしくしている。 http://www.fujiyama-navi.jp/botany/alpine-plant


クロハナカミキリ

後肢脛が湾曲、前胸の長い毛が密集、あたりで、もう勘弁してクロハナってことにさせてください。
追記:弯曲がゆるいかも。付近のクロハナの記録は仙丈、白根、鳳凰などの南ア2000m帯のみ。やっぱムネアカかなぁ。しかし2300mにいるってのも、それはそれですごいんじゃないか。

フタオビorニセフタオビ

シャクナゲが多いけど花は終了。ごく僅かに咲き残った花にいた。もっと早く来ればピドニアもいろいろ見られるかも。
前述の理由で2300mでもニセフタオビと断定できない。

ヤマハンミョウ

やたら黒い。

カラマツ

カラマツ巨木は結局、ごったがえしてる五合目駐車場付近にたくさんあった。着いた時は夕方でなにも発見できず。
この穴はなんだろ。サハリンには小さい。

キイロトラカミキリ

色の薄いのしか見なかった。