道北:河川敷

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90

  • ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO

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夏至の日には、地図上で夜明のラインは南北のラインから北西方向に自転軸の傾きである23.4度傾いたラインになって、これが北東から南西に移動する(厳密には違うけど、ざっくり説明)。したがって北海道は非常に夜明けが早い。時差+1時間と考えて行動することにした(調べたら実際は30分だった)。5時にホテルを出発。目的地はとある大規模土木工事現場。環境アセス資料によるとエゾ・キボシマダラがいるらしい。さらに地図を見ると付近に材置き場がある。
高速を飛ばして現地着。まず河川敷の柳をチェック。手がかり得られず。材置き場を見に行く。お話をうかがうと、別の場所から持ってきたカラマツ材とのこと。がっくし。
別の河川敷を攻める。ゴア雨具と長靴で薮こぎし面白そうなエリアに到達。砂や泥、礫と変化に富んだ場所で流木、倒木も多い。さっそく柳をチェックするも、あいかわらず手がかりなし。

クロモンハムシ★

柳の葉に多かった。北海道特産

ヒメハンミョウモドキ★

泥湿地を見てみる。沼によくある、大きな葉の植物がある(ミズバショウ?)。てことは定常的に泥湿地が維持されてるということだな。観察していると、、、発見!赤〜緑っぽい茶色までバリエーションがある。すごい保護色。北海道特産。

色は遺伝的なものだろうか。あるいは環境で変わるのだろうか。いずれにせよ個体群の中で色のバリエーションを維持しておけば環境の変化に対応できるということなんだろうな。青い斑点も、砂のテクスチャに溶け込む気がする。
そういえばワタラセがいた泥は黒っぽかったかも・・・


エゾいるか

もう一種は相当難物だというのは検索で分かっていた。いちおう探してみるも、いなかった。アセス資料になかったから、いないんだろうな、と思ったけど、これRDB指定なしか。いたのかなぁ。うーん。エゾがいればヒメ必ずいるらしいんで、二度手間になってしまったな。オオは当てがあるので、やっぱエゾがラストか。

セボシヒラタゴミムシ★

きれい。

ミヤマカミキリモドキ★

どうにも同定できず。
追記:カミキリモドキだったのか!かなり大きかった。

撤収

流木でヤマナラシモモブトとかも期待したけど発見できず。キボシマダラ痕跡も不明。エゾカミキリも見付からず。オクエゾトラは記録なし。砂地でマグソクワガタとか可能性もあったけど、土場を探したいので昼頃に離脱。