Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90+テレプラスMC4 DGX
- ストロボ:絞り優先モードF11〜F13、露光1/200固定、ストロボ+2、ケンコー影とり、ISO-AUTO
- 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/1000、ISO-AUTO
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ここには4回目の登山です。過去3回はいずれもノリウツギ大フィーバーの時期でしたが、時期を変えるとどんな虫がいるか知りたくて今年は月1〜2回のペースで登る予定。高低差1000m片道3時間の歩程の割にブナなどがない二次林ということで虫屋はあまり来ません。
駅を7:30に出発。水分節約のため口を開けず鼻で呼吸しボチボチのペースでF地点10:00到着。エアリアマップの3/4程度の時間。
今回は「奥多摩リアルタイム」で見た、山頂から結構北にあるイヌザクラが目標。しかし発見できませんでした。尾根筋でかなり木が伐採されてて、イヌザクラは一昨年の記事にはあったけど去年の記事にはなかったので、既に無いのかもしれません。残念。伐採材も多い割に古いのであまりカミキリに人気なさそう。去年くればよかった。去年山頂が景気良かったのはこの伐採のせいだったり?
尾根筋を歩いているとネットにいつのまにかホンドアオバホソハナがついていたり、飛翔する甲虫が多く見られたりで、吹き上げメインで行けばよかったかも。でも他に気になるシナノキとかタンナ立ち枯れとかあったので山頂の方へ。どうも、どちらの木も記憶の中で美化されてたようで、久々に見るとけっこうしょぼい。そして掬ったり観察したりするも全く収穫なし。花、葉、材すべてで目論見が外れてしまいました。もっと季節が早ければ各種カエデが開花してたでしょうが、葉や材には早いので難しい。
いつもは意気揚々と下るので長時間の植林帯歩きも苦にならないのですが、今回はさすがに堪えました。15:30トボトボと下山開始で18:30下山。
そういえば今年は冬の大雪のため各所で通行止めがあります。事前によく調査を!
頂上付近の防火帯のイケマが整備により消滅しててショック。さらばホソツツリンゴ。
エサキオサムシ
植生
いままでここのノリウツギで見た主なカミキリとそのホスト
- ミヤマホソハナ タンナサワフタギ、サワフタギ
- ニョウホウホソハナ モミ、アカマツ、タンナサワフタギ
- ホソハナ オオバヤナギ、タンナサワフタギ、サワフタギ、ハイノキ
- ホンドアオバホソハナ (ブナ)、シロモジ、ヒメシャラ、リョウブ、アセビ、タンナサワフタギ、サワフタギ
- ヒメアカハナ ダケカンバ、(ブナ)
- キヌツヤハナ ヤナギ類、ダケカンバ、(ブナ)
- フタコブルリハナ ミズキ
- チチブニセリンゴ 各種広葉樹
- トビイロ カゴノキ、アブラチャン、ダンコウバイ、ヒメシャラ、イスノキ、ケヤキ
- ミヤマクロハナ ミズナラ
- チャボハナ 未知
- ツマグロヒメハナ 未知
- ニセヨコモンヒメハナ 未知
- ハコネホソハナ 未知
サワフタギ系が多いですね。そうなるとジャコウホソハナ,ヘリウスハナ,ヤマトヨツスジハナを期待。
ダケカンバはフトエリマキヒメハナ,ヒゲナガシラホシ,カクムネヒメハナ,アルマン,ソリダ,テツイロハナなどが可能性がある。