ヒラヤマコブハナカミキリ@高尾近辺

Canon EOS Kiss X5+Tamron SP AF90+テレプラスMC4 DGX:等倍〜1.4倍撮影

  • ストロボ:絞り優先モードでF13〜F16、露光1/200固定、ストロボ+2でディフューザー、ISO-AUTO
  • 自然光:マニュアルモードでF8〜F16、露光1/125〜1/750、ISO-AUTO

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ああ、ついに。カミキリ屋さんのいわば通過儀礼。春のヒラヤマを体験してきました。情報を下さったK様ありがとうございます。
アカメガシワやカエデの大木の洞で幼虫から成虫まで暮らすという特殊なカミキリ。そういった木は斜面に多いので撮影が大変。ましてや当日は小雨で地面がぬるぬる。1000円の軽アイゼンを装着して行きました。

ヒラヤマコブハナカミキリ★ 洞の中

そーっと覗いてみてごらん。おおおー!じっくり観察してると、3ペアくらいが交尾してました。羽脱孔らしきものも見えて非常に興味深いです。ここがかれらの宇宙なのだなぁ。
今年は3月が例年より暑く、気温の積分値に左右される発生が早いことは明らかでした。しかし当日の活動はその日の気温に左右されます。当日の東京の最高気温が15度。小雨の降る肌寒い日でしたが、洞の中ではゆっくりではあるけど動き回り活発に活動していました。そもそも春一番に出てきて、寒くて動きが遅くても外敵に襲われるリスクが少ないので、寒くても活動するんでしょう。生態写真撮るならあえて寒い日に煙使わずじっと待って洞の中を写すのがいいかも。ディフユーザーや外部ストロボの工夫が必要っぽいですが。
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ヒラヤマコブハナカミキリ 洞の中

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ヒラヤマコブハナカミキリ 洞の中

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ヒラヤマコブハナカミキリ 洞の中

ヒラヤマコブハナカミキリ

足元が悪いので一匹確保して屋根の下で存分に撮影。後で逃がした。
横から見ると顔かわいい!
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ヒラヤマコブハナカミキリ

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ヒラヤマコブハナカミキリ

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ヒラヤマコブハナカミキリ

羽ひろげ

腹の上面が凹んでいて後翅を格納するスペースがあるんですねー
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ヒラヤマコブハナカミキリ

コブ

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ヒラヤマコブハナカミキリ

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ヒラヤマコブハナカミキリ

上翅の点刻に黄色い木屑?が詰まってて、拡大すると苺の実のようでかわいい
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ヒラヤマコブハナカミキリ

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ヒラヤマコブハナカミキリ

アングルによってはベニヒラタムシのような顔に見えて、ごっついというか凶暴というか。
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ヒラヤマコブハナカミキリ

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ヒラヤマコブハナカミキリ

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ヒラヤマコブハナカミキリ

今シーズン最初のカミキリ生態写真。とてもいい被写体で開幕を飾れました。材も含めるとこれで今シーズン初見4種目。