竹で冬眠するハイイロヤハズを見つけられた事に味を占めて同じく竹で成虫越冬するハチジョウウスアヤカミキリを。八丈島や伊豆諸島の固有種らしいけど、房総に漂着して定着してるんだとか。昭和59年発行の保育社甲虫図鑑IVにも生息域に本州(房総)の記述あり。
いるのはこんなところ。
なお分類はいろいろ変遷があった後、現在はオオシマウスアヤカミキリの亜種ということになっているらしい。http://www.k3.dion.ne.jp/~kamikiri/synonymiclist/12Lamiinae_Homonoeini.html
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オオキンカメムシ
まずは第二目標のこちらを。けっこう沢山いるのですぐ見つかります。それにしてもこの色。ピンク、オレンジ、青。柑橘系の匂いがするとWEBで読んだけど動きが鈍く匂いを出さなかった。
ハチジョウウスアヤカミキリ
枯れ竹を探しても、同業者が切ったため枯れている竹が多くなかなかヒットしない。穴のある枯れ竹を割って甲虫の食べられた跡や別種の幼虫などをいくつか見つけた後、ちょっと藪の奥へ入って緑から茶色へくっきり変化している竹を発見。緑の部分から折ってベンチへ移動。糞や木屑状のものが出た。先のほうへと割っていくと・・・
キター!
目が覚めたようでゆっくりだけど動き回る。
撮り屋が困るのが割り出した後の処置。ハイイロヤハズもだけど、別の竹につっこんで帰ってきました。無事越冬してくれよ。
ウスアヤの仲間は飛べなくて島に多いから、地理的な特徴が多様で亜種なのか別種なのかも諸説あるようだ。
http://www2.gol.com/users/nanacorp/ZUKAN/zukan3usuayazoku.htm